特集記事⑤「永代供養という概念」
永代供養墓の定義は「永代にわたってお寺が供養することを約束するお墓」というのが定義としては妥当なところでしょうか。 (中略) お参りが無くなって十年以上たってから、もういないだろうと思っていた家族が現れ、遺骨を返してほしいと言ってくるケースが無いとは限りません。 こんな場合、申込みの時の規約に「遺骨は返還できません」と書いてあってもトラブルになる可能性があります。
(お寺進化論18 永代供養ということ) 出典 『寺の友』(寺の友社) (著者の許可を得て掲載しています)
まず上記の様な事態は起こしてはなりません。 自坊としても事前にきちんとご説明させて頂きますが 最初から合祀をご希望される場合は一旦合祀してしまうとお骨は返還できません。
なお個別納骨を希望された方でも
骨壺の形で永久に納骨堂に納めさせて頂くわけではなく
それぞれのお寺や霊園にもよりますが
当寺では17回忌までお預かりさせて頂き、それ以降は骨壺からお骨をあけて
専用のスペースに合祀としてご供養致します。
個別そして合祀、納骨の形は変われど
従来のお墓のようにお寺で大切にご供養させて頂きますのでご安心ください。
永代供養墓をご検討なさっているのであれば
ご一緒に住んでおられる家族だけでなく繋がりのあるご親族
そしてご自身が亡くなられた後、お墓参りに来て頂けそうな方にも
相談や報告して頂いた後に当寺とご契約頂きますようお願い致します。