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特集記事⑨「戒名は必要かどうか」

お墓やお葬式のことを考える上で必ず耳にしたことがあるであろう内容について

今回はご説明させて頂きたいと思います。

■戒名とは何か? 戒名は様々な意義を持っておりますが まず第一義としては導師(葬儀を司るお坊さん)から故人が授かるものであり 戒律を守り、仏弟子になった事を表す名前です。

縁のあるお坊さんが戒名を決め、その方の生前の人柄を端的に表しています。 一文字一文字に意味があり、その戒名を見ると

生前にどの様な方だったのがわかります。 ちなみに亡くなってからでないと戒名をもらえないというわけではなく 生前に戒名をお授けすることも可能です。

■戒名は必要か 私は無くてはならないものだと考えております。

戒名は亡くなったあとの世界の道しるべの様なものです。 戒名を授かり、仏弟子となることで仏様に極楽浄土の世界へ導いてもらい、 今度は亡くなった方が仏様そしてご先祖様となり、ご家族を見守る存在となります。

親が子に「こんな人になってほしい」と想いを込めて名前をつけるように

我々も「残された方たちを見守って頂きたい」と亡くなった方にお授けします。

戒名=値段が高いというイメージをお持ちの方も多いと思います。 そのイメージが一人歩きしてしまい、俗名で葬儀を希望される方がいらっしゃいます。 ただ戒名代という概念は本来なく、あくまで葬儀の作法の一部としてその名前をお授けする形になります。

当寺の永代供養墓では葬儀(他のお寺さんでも問題ございません)で戒名をお授け頂いている方のみご利用頂いております。 葬儀でかかる費用等もご説明させて頂きますので検討されている方は 一度お寺にご相談に来て頂きますようお願い致します。

――補足―― 時おり「戒名をもらうと今まで呼んでいた名前は無くなってしまうのですか?」 という質問を頂く事がございます。 戒名をお授けすると 生前のお名前(俗名)がなかった事になってしまうわけではございません。 位牌そしてお墓に戒名・亡くなられた日付・亡くなられた際の年齢(仏事は数え年で数えます)とともに俗名も記されますのでご安心ください。

本記事ではあくまで当寺の考えをお伝えさせて頂いたものでございますので

ご了承くださいませ。

#永代供養墓

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