千曲川流域支援活動その1
10月12日に上陸した台風19号により 千曲川が氾濫し、甚大な被害を受けた長野市稲保地区に 先日、神奈川県下の高野山真言宗寺院の青年で構成される神奈川青年教師会の一員として10月28日の1日だけですがボランティアに行かせて頂きました。 自分の目を通した被災地の現状を少しでも伝えられればと思います。 今回、我々はボランティアセンターを通さずに 発災後、現場で直接ニーズを聞いてそれに応じて活動されている OPEN JAPAN(http://openjapan.net/)やDRT JAPAN の方々と一緒に作業をさせて頂きました。
氾濫の規模は凄まじく、川から500メートル程離れた住宅も容赦無く襲ったそうです。
再度、水害の被害が大きくならない様に台風後、約2週間で急造した防壁
(日本の技術力に驚きました。)
現場はこの様な状態でした。
水害自体の被害はもちろんなのですが現場の大きな問題は 泥や災害ゴミ(ゴミとは言ってもほとんどが家財です)の置き場でした。
行政自体も被災しているため、どこにゴミを出すかの統制が取れておらず、 住民の方々が道路に出してしまっていたため、当初は自衛隊やボランティアの車両が 全く入れない状態だったそうです。
我々がお手伝いさせて頂いた時には主要な道路は通行可能になっていたのですが それ以外の道はまだまだ通行止めになっておりました。
やっと決まったゴミの投棄場所も現場から片道40分かかるため、捨てに行くのも一苦労。それが復興活動を遅らせている大きな原因の一つです。
そして冬になると雪が降り、春まで作業が全くできなくなってしまうため、少しでもやれる事を行っておかねばならない状況でした。 (そのため、DRTJAPANを中心としたボランティアの方々は夜間から明け方まで作業を今でもされています)
その2に続きます。