令和最初の大般若
11月3日、タイトル通り、令和最初の玉蔵院での大般若転読法要を無事に修する事が出来ました。
(一発目だからと言って法要の内容が特別変わることはございませんが)
法要では逗子・葉山の高野山真言宗のお寺さんにお集まり頂き
大般若経六百巻をで転読(てんどく)し、
七難即滅・七福即生・厄災消除・家内安全・如意円満を祈願いたしました。
大般若経は千三百六十余年の昔、
玄奘三蔵(三蔵法師)がインドより中国に持ち帰ったお経で
全部で六百巻、総文字数は四百八十万文字以上あります。
一度に読むことは大変なことであることから転読といい、経本を1巻1巻正面でパラパラと広げ流し読むことで、清らかな「般若の風」が起きるとされ、この風をあびることにより参列の皆様の所願成就につながるとされています。
「転読」とは、もともとは巻物の経典を転がして御真言を唱えたことにちなみます。 経典の流布にしたがい、木版印刷が盛んに行われるようになると、経典は巻物から折本へと変わっていき、現在の法要での読み方となりました。
今年は54名の方にお参りに来て頂きました。
その中には大般若を目的ではなくたまたま虚空蔵菩薩さんの仏像を見にいらっしゃった方にもご参列頂きました。法要後に感想を伺った際、とても感激されていたのが印象的でした。
来年もまた11月3日に法要を行います。
どなたでもご参加頂けますので、ぜひご参列ください。
それでは。