九州北部豪雨支援活動 その2
被災地に入り、被害の大きさに驚きましたが それと同じ位、衝撃だった事がありました。
朝倉市の方針により(もしかしたら他の市町村でもそうなのかもしれません) 私有地はその家の方だけで対応する決まりとなっており、住民が市役所でボランティアの派遣要請を持ちかけても断られてしまったそうです。
流木は水を吸っていて、よりその重さを増しており、中には成人男性三人がかりでもびくとも動かない木もいくつも転がっていました。
ボランティアセンターは立ち上がっているのですが
ボランティアと行政のマッチングが上手くいっておらず センターを通して派遣されるまでひたすら待たないといけない状況になっており 100人近くのボランティアの方々が何時間もテントの中で待機していました。
これでは被災地のために何かしたいという思いが無駄になり、その土地の住民の方々は疲弊し、何より復興するまでに途方もない時間を要してしまいます。
あくまで個人的な見解なのですが ボランティアに来た人たちに怪我や住民とのトラブルになってしまう事を恐れて 朝倉市は上記の様な判断を下したのでしょうが こういった様相が続いてしまう事により 事態はさらに深刻化していってしまう様に思います。実際、住民の方からは 「こんな事だと誰もこの土地に住みたくなくなるよ」という声も漏れていました。